→他のディスプレーをつなげてみる

 これで画面が映るならば、問題はディスプレーにあることは明白だ。もしくは、別のケーブルを接続して、ケーブル自体に問題があるのか、調べてみよう。ディスプレーに問題があった場合は、買い替えも検討したほうがいいだろう。

 →入力形式を切りかえてみる

 意外に初歩的なミスでディスプレーが映らなくなることもある。ディスプレーの映像入力形式には、「VGA」「HDMI」「DVI」などがあるが、これが異なっていると画面が映らず、「NO SIGNAL」という表示が出てしまう。この場合は、映像形式を切りかえればいいだろう。

 上記に紹介した方法をどれも実行しても、ディスプレーが映らない場合は、そもそも、パソコンはきちんと起動しているのか、確認してほしい。パソコンそのものがトラブルを起こしていると、ディスプレーは映らない。

■頻繁にパソコンがフリーズしてしまう……

 パソコンがフリーズしてしまう要因はさまざまだ。その頻度が頻繁になってくると、パソコン作業に大きな影響を及ぼす。フリーズする頻度が多いと感じたら、早めに対策する必要がある。

→しばらく待ってみる/余計なソフトを終了させる

 意外に多いのが「実はフリーズしていない」というケースである。パソコンが大量の処理を行っている場合、一見してフリーズしたように見える。このようなときには、しばらくそのまま放置してみよう。これで解決しなければ、タスクマネージャーで動いているソフトウエアを終了させてみる。これで解決する場合が多いからだ。

 しかし、このようなアクシデントが頻発することは、パソコンのスペックを超える作業を行っていることが考えられる。メモリーを増設して対応できる場合もあるが、
より高性能なパソコンに買い替えてもいいかもしれない。

 →再起動する

 フリーズをした場合、再起動で改善すれば症状は軽い。キーボードやマウスで入力できなくても、パソコンの電源ボタンを長押しすれば、電源が落ちる。それでも、電源が切れない場合は、電源ケーブルを抜いてみよう。

 →周辺機器を外す/ドライバーソフトを入れ替える

 パソコンがフリーズする原因のなかでも、「ドライバー」に関連するものは少なくない。周辺機器を付けた後などにフリーズが起こるようになったのであれば、それを取りはずしてみよう。または、ドライバーソフトを入れ替えれば、改善するケースが少なくない。

 このようなケースでフリーズから回復したら、まず「ソフトウエアを最新のものにする」「ウイルスチェックを行う(ウイルスが原因でのフリーズも多い)」「HDDの最適化を行う」といった基本的な作業を行うとこと。それと同時に、電源ケーブルが断線していないか、タコ足配線になっていないか、といった点をチェックすることも大切だ。

(ライター・里田実彦)