指原莉乃MCの2番組打ち切り「司会者として落ち目なのか？」お笑い評論家の考察

　指原莉乃がMCを務める土曜昼の情報番組『ゼロイチ』（TBS系）が、この9月で終了することになった。

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　また、麒麟・川島明と共に彼女がMCを担当していた『推しといつまでも』（TBS系・毎日放送制作）も9月4日に終了した。この枠では『100%！アピールちゃん』『月曜の蛙、大海を知る。』といった川島と指原が司会の番組がしばらく続いていたが、それが終わりを迎えることになった。

　指原がMCの番組が2本立て続けに終わるということから、彼女の司会者としての資質を疑問視する声もあるようだが、それは早計だろう。

　彼女は現在でも多くのレギュラー番組を持っているし、そのほとんどでMCまたはサブMCのポジションに就いている。少なくとも、現在バラエティ番組に出ている女性タレントの中では最上位のポジションにいるのは間違いない。

　番組というのは、MCの能力だけではないさまざまな事情から終わるときには終わるものであり、打ち切りが2つ続いたからといって、それだけで司会者として落ち目だとは言えない。

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ラリー遠田

ラリー遠田（らりー・とおだ）／作家・お笑い評論家。お笑いやテレビに関する評論、執筆、イベント企画などを手掛ける。『イロモンガール』（白泉社）の漫画原作、『教養としての平成お笑い史』（ディスカヴァー携書）、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり＜ポスト平成＞のテレビバラエティ論』 （イースト新書）など著書多数。近著は『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』（光文社新書）。http://owa-writer.com/

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