明石家さんまのモノマネではトップレベルの実績を誇る(画像は本人ブログより)

「鬼レンチャン」(4月16日放送)で千鳥のノブは「テレビで見た『小学生に人気の面白い有名人ランキング』で3位がほいけんただった」と発言し、それを怪しんだ番組サイドは検証のため、実際に小学生2029人にアンケートをしてみると、ほいはまさかの80位だったことが判明。しかし、番組を挙げて、ほい個人にフォーカスする企画を放送するとは異例のこと。業界内でも大ブレークの兆しを感じ取っているのだろう。

 ほいは1982年にアクション俳優を目指すと決断。その後、お笑いやマジック、バルーンアート、パントマイムなどさまざまな芸を身につけ、最終的にはモノマネ芸人として注目を集めるようになった。テレビに定期的に呼ばれるようになったのは2009年からで、ほいが43歳の頃だったという。

「タレントとしてはかなり遅咲きですが、今年が芸能生活40周年。過去にはプリンセス天功さんのミュージカルで一緒に海外でパフォーマンスをしたり、バルーンアートの本を6冊も出版したりするなど、本当にいろんなことをやり続けてきて今の『ほいけんた』になっています。われわれがテレビで見ている『ほいけんた』は、まだ氷山の一角なのかもしれません。YouTubeも登録者数が1000人もいなかったのに、『鬼レンチャン』効果で今や登録者数3万人以上に。あの独特な歌唱法はYouTubeショートにもたくさん上がって数百万再生されているものもあります。実際、カラオケが趣味で『100点満点は1000回以上出している』と番組で紹介されています。芸事に真面目なほいさんは、ただ必死に音程を外さないようにしているだけなのに、それでこれだけ爆笑を生むというのは、今までの芸事の積み重ねが生きているのだと思います」(スポーツ紙の芸能担当記者)

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明石家さんまのモノマネだけで終わりたくない