これから、さらに暑い時期に入っていくし、職質がますます増えそうような予感がして、今年はなんか嫌だなー。こんなことを言うと怒られそうだけど、職質が多すぎる人には、印みたいなものをつけてくれるようなサービスはないものだろうか。首から何かぶら下げるとか、スマホに入れるアプリとかでも良い。例えば、そのアプリをかざすと、「5分前に職質された」とかっていうデータがすぐに出るみたいな。そうすると、職質の時間がもっと軽減されるかもしれないし。それに、そういうデータがあれば、バラエティー番組のフリートークのネタにもなりそうだしね。

 もちろん、警察官の方も、ボクらの安全のために頑張っていろんな人に声をかけてくれているんだっていうのは分かっているんだよ。 職質で危険人物が見つかることって、けっこう多いだろうからね。 だから、ボクも素直に協力はしている。ただ、そうはいっても、職質って、何度も何度も受けていると、決して気分が良いものじゃないんだ。その日仕事やプライベートですごく幸せなことがあっても、すべて台無しにされちゃうからね(笑)。

 かなり昔だけど、ボクは一度、警察官に聞いてみたこともある。「なぜ、ボクは職質が異常に多いんでしょうか?」ってね。すると、その時は、「暑い時期に、マスクをして帽子をかぶって、大きなカバンを持っているのは違和感がある。あと動きが怪しかった」ということだった。

 マスクと帽子は理解できたけど、怪しい動きなんてまったくしてなかったんだけどな(笑)。だって、普通に歩いていただけだし。カバンに関しては、ボクは片付けが苦手で、何でも適当に全部詰め込んじゃうから、すごくパンパンになっちゃうんだよね。だから、余計に大きく見えたっていうのはあったかもしれない。

 そういえば、そんな「片付けが苦手」だったことが影響して、職質で大ピンチになったこともあった。あれは、たしかに東京に出てきて間もないころだったかな。場所は六本木。テレビ朝日での仕事が終わって、駅まで歩いている時だった。たぶん、あれが人生で初めての職質だったんじゃないかな。

「今、何されているんですか?」「どこに行かれるんですか?」っていう質問をされた後に、「ちょっとカバンの中を見せてもらっていいですか?」ときた。ボクは、別に見られて困るものは何も持っていないと思っていたから、「どうぞ、どうぞ」と、かばんを見せた。

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