で、サマースクール。英語しか話さない先生にビックリしたようですが、友達も一緒なので、楽しかったようです。

 一緒に行った友達は、英語は話せませんが、サマースクールで教わった英語の歌に興味を持って歌ったりしています。ですが、笑福は全然そこに反応していません。

 結局5日間通って、笑福が一番熱く話したエピソードは、「先生にね、給食残してもいいですか?って聞いたら、NO JAPANESEって言われて、何を聞いても、NO JAPANESEって言うんだよ! あれじゃ先生とコミュニケーション取れねえよ」と逆ギレ。

 5日間サマースクールに通い、覚えた英語は「NO JAPANESE」でした(笑)

 でも、この経験もきっと意味があると信じていますし、一つ褒めてあげるとしたら、その「NO JAPANESE」のエピソードの話し方がとてもうまかったです。

 無理せず、色々な経験はさせて、伸ばせるところを伸ばしてあげたいなと思った、今年の夏の初め。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が好評発売中。漫画原作も多数で、ラブホラー漫画「お化けと風鈴」は、毎週金曜更新で自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。「インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~」は各種主要電子書店で販売中。コミック「ティラノ部長」(マガジンマウス)が発売中

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