エネルギーが湧いてこなくなった時、まずは「おいしくものを食べる」　しいたけ.さんがアドバイス

　AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

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Q：派遣社員で20年以上、仕事をしていますが、ここ数年は3カ月～半年くらいで辞めています。職場で攻撃的な対応をされると、コミュニケーションを取りたくなくなり、メールなどが送られてくる度にげんなりして、毎日が嫌になり、仕事を辞めてしまいます。その度にもう働きたくないと思いますが、働かなきゃ生きていけないし。と考えていると早く消えちゃいたいな……とふと思ったり。（女性／派遣社員／50代／しし座）

A：ご相談を読んで、占い師としての感触なんですけど、あなたが本当に疲れ切ってしまっているような印象を受けました。エネルギーが枯渇してしまっているというか。

　人って本当に疲れきってしまうと、どこか投げやりになってきます。僕もそういう経験があります。どうでもよくなって相手に失礼なことを言っちゃったりとか。

　元気なときには、自分が喋る言葉や態度を、ケアすることができます。相手に伝える前に自分で観察して、これは失礼な言い方だなとか判断ができる。門から出す前のチェックポイントみたいなものがあるんですよね。

　でも疲れやストレスがものすごく溜まってくると、それが機能しなくなってきます。その段階に入ってしまっている気がしました。あ、これは別に僕が失礼な対応をされたと感じているわけではありませんからご心配なく。

　それで、アドバイスというか僕の体験談をお伝えしたいんですが、まず、すぐ元気になろうとする必要はないと思います。

　僕が人生の中でこういう状態に陥ったのが、毎日占い鑑定をしていた時期です。毎日4人とか5人鑑定して、終わった後には立てなくなるぐらい疲れていました。よくわからない怒りが湧きやすい状態になってしまって、自分でもやばいなと思ったんです。