7月2日、京セラドーム大阪で行われたTOMORROW X TOGETHERの「WORLD TOUR<ACT:SWEET MIRAGE>IN JAPAN」の追加公演には、4万5千人ものオーディエンスが集まった (c)BIGHIT MUSIC
7月2日、京セラドーム大阪で行われたTOMORROW X TOGETHERの「WORLD TOUR<ACT:SWEET MIRAGE>IN JAPAN」の追加公演には、4万5千人ものオーディエンスが集まった (c)BIGHIT MUSIC
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 K-POPアーティスト、TOMORROW X TOGETHERの「WORLD TOUR<ACT:SWEET MIRAGE>IN JAPAN」追加公演が、7月2日、大阪・京セラドーム大阪で行われた。その様子をレポートする。AERA 2023年7月24日号より紹介する。

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 TOMORROW X TOGETHER。このグループ名には、「異なる君と僕が一つの夢で集まって、一緒に明日をつくっていく」という意味が込められている。このライブを通じて確かに感じたのは、その意味を体現するかのように、SOOBIN(スビン)、YEONJUN(ヨンジュン)、BEOMGYU(ボムギュ)、TAEHYUN(テヒョン)、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)の5人が、満員のオーディエンスにできるだけ近づこうとしていたことだ。

 演出もスペシャルだった。開演前には1曲目の「5時53分の空で見つけた君と僕[Japanese Ver.]」の原曲タイトル「Blue Hour」をイメージした香り、アンコールではアンコール1曲目の「Farewell,Neverland」をイメージした香りが場内を包み込んだ。“異なる君と僕”が今、同じ場所にいると感じることができた。

BEOMGYU(22)/2001年3月13日生まれ (c)BIGHIT MUSIC
BEOMGYU(22)/2001年3月13日生まれ (c)BIGHIT MUSIC

■感謝の気持ちあふれる

「Cat & Dog」はと犬のしぐさが取り入れられたキュートな振りが魅力だ。小気味いいラップ調の歌唱の合間にも、メンバーはしきりとMOA(TOMORROW X TOGETHERのファンの呼称)に手を振っていた。

 BEOMGYUが「『Cat & Dog』は何度でも見たくなるようなステージですよね。まるで僕みたいに!」と自信満々で話すと、すかさずSOOBINが、「違う違う!『BEOMGYUみたいに』じゃなくて、MOAの皆さんのおかげで盛り上がるステージでした」と突っ込んだ。ほがらかで仲が良い。やりとりの随所から、オーディエンスへの感謝の気持ちが伝わってくる。YEONJUNが客席に向けて声援をほしがるしぐさをすると、「Cat & Dog」ならではのコール&レスポンスが飛び出した。

SOOBIN(22)/2000年12月5日生まれ (c)BIGHIT MUSIC
SOOBIN(22)/2000年12月5日生まれ (c)BIGHIT MUSIC

 K-POPアーティストとして初めて、米国の大型音楽フェスティバル「ロラパルーザ」に出演する等、世界に羽ばたいた今もフレンドリーな魅力は健在だ。HUENINGKAIが指示を出して、観客とペンライトで遊ぶゲームをしたり、今回の公演のためにYEONJUNが付けた「Happy Fools(feat.Coi Leray)」の振りを直々にレクチャーしたり。BEOMGYUは「YEONJUNさん、僕の振りはどうでしたか?」と自信たっぷりに問いかけ、5人でおどけ合った。HUENINGKAIは「この会場も大きいですが、今度はもっと大きい会場でもっとたくさんのMOAと一緒に『Happy Fools』を踊りたいです」と宣言した。

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