THE ALFEE(ジ・アルフィー)/ 1973年にグループを結成。翌74年「夏しぐれ」でデビュー。83年、デビュー9年目にして「メリーアン」が大ヒットし、以降、日本の音楽シーンを代表するバンドとして活躍しつづけている。コンサート通算本数は昨年末で2835本を数え、日本のバンドとしての最多記録を更新中。現在「THE ALFEE 2023 Spring Genesis of New World 風の時代」ツアー開催中。72枚目となるシングル「鋼の騎士Q / Never Say Die」発売中。(撮影/木村哲夫 ヘアメイク/野原ゆかり)
THE ALFEE(ジ・アルフィー)/ 1973年にグループを結成。翌74年「夏しぐれ」でデビュー。83年、デビュー9年目にして「メリーアン」が大ヒットし、以降、日本の音楽シーンを代表するバンドとして活躍しつづけている。コンサート通算本数は昨年末で2835本を数え、日本のバンドとしての最多記録を更新中。現在「THE ALFEE 2023 Spring Genesis of New World 風の時代」ツアー開催中。72枚目となるシングル「鋼の騎士Q / Never Say Die」発売中。(撮影/木村哲夫 ヘアメイク/野原ゆかり)

 今年、結成50周年を迎えたTHE ALFEE。高見沢俊彦、坂崎幸之助、桜井賢の3人が「週刊朝日」に登場。大学時代から変わらず仲が良く、取材の合間も朗らかな笑顔を見せてくれた3人の、撮影こぼれ話をお届けする。

【写真】3人のソロショットはこちら

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桜井賢さん(左)坂崎幸之助さん(中央)高見沢俊彦さん(右)[撮影/木村哲夫 ヘアメイク/野原ゆかり]
桜井賢さん(左)坂崎幸之助さん(中央)高見沢俊彦さん(右)[撮影/木村哲夫 ヘアメイク/野原ゆかり]

 集合写真の撮影から始まった「週刊朝日」の取材。立ち位置向かっていちばん左の桜井賢は、カメラマンの指示がない限り、基本的に自ら動くことはない。センターの坂崎幸之助は、体を傾けたり笑顔を見せたりして、変化をつける。右の高見沢俊彦は、終始クールな表情でカメラを見つめている。この撮影スタイルは、メンバーが長年の経験で培った「もっとも効率のよい撮影方法」だった。

桜井「僕は撮影が苦手なんですね。表情を変えないのは、集合写真を選ぶときに『これいいのに、この人があまり……』って言われるじゃないですか。だから全部表情を同じにしていれば俺のせいでNGになることはないっていう(笑)。サングラスをしているので、そもそも表情が出ないんです。カメラマンに『楽しそうにしてくれ』と言われてもあまり変わらないし、ヒゲとサングラスの男がニヤニヤしててもいやらしいですから。昔と違ってフィルムじゃないからたくさん撮るし、(誌面で)使うのは一枚でしょ?っていう思いがあります」

坂崎「高見沢もそんなに動かないので、僕は逆にバリエーションを作って、写真をその中から選んでもらえれば、という感じですね。だからいちばん動きや表情など気をつけています。モデルじゃないんで、2、3パターンくらいしかないけど(笑)。横向くとか正面とか。僕がじっとしてればあっという間に撮影は終わると思うんです。でも、要望には応えるようにして、笑ったりしゃべったりしていますね」

 パワフルなステージと若々しい見た目に反して、じつは古希目前というアルフィーの3人だが、近年のテクノロジーとどう付き合っているのだろうか?

 桜井はいまだにガラケーで、坂崎、高見沢はスマホを使っているというが――。

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