牛タンの味噌焼き(撮影/写真映像部・松永卓也)
牛タンの味噌焼き(撮影/写真映像部・松永卓也)
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 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「牛タンの味噌焼き」。

【作り方のワンポイントアドバイスを写真で紹介!】

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 こちらの料理はわが家の大好物。その昔、牛タンは手頃な値段だったので、1本買ってきて、ゆでて皮をむき、下ごしらえが大変でした。いまはスライスしたものが出回っているので調理が簡単。シンプルに塩、胡椒だけでもおいしいのですが、ひと手間かけた味噌焼きもなかなかおつですよ。

牛タンの薄切りの両面に合わせ調味料を塗って、一晩漬け込み味をなじませる。(撮影/写真映像部・松永卓也)
牛タンの薄切りの両面に合わせ調味料を塗って、一晩漬け込み味をなじませる。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 まずは牛タンの薄切りに赤味噌、酒、みりんを合わせたものを塗って、一晩漬け込みます。味噌はコクのある赤味噌がおすすめですが、なければお手持ちの味噌をご利用ください。

片面焼きグリルの場合は途中で裏返し、焦げないように火加減に注意して焼く。(撮影/写真映像部・松永卓也)
片面焼きグリルの場合は途中で裏返し、焦げないように火加減に注意して焼く。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 翌日、表面の味噌を軽く拭き取り、一枚ずつ魚焼きグリルに並べて焼いていきます。オーブントースターを使ってもいいですよ。

 ただし味噌は焦げやすいので、火加減には注意。タンの厚みにもよりますが、時々焼き具合を見ながら6~8分焼きます。

 こんがりと焼けたら、色鮮やかなししとうを添え、七味唐辛子を振ってどうぞ。まだ日が暮れぬうちから、牛タンをつまんで気長に晩酌を楽しむのもいいですね。

(構成/沖村かなみ)

■牛タンの味噌焼き

【材料】(2人分) 牛タン(薄切り)200g、ししとう6本、赤味噌大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1、七味唐辛子適量

【作り方】(1)赤味噌、酒、みりんを混ぜ合わせ、牛タンの両面に塗り、一晩漬け込む。(2)(1)の味噌を軽く拭き取り、魚焼きグリルに並べて焼き色が付くまで6~8分、弱火~中火で焼く。ししとうは5分ほど焼く。(3)(2)の牛タンを食べやすい大きさに切り、ししとうを添えて盛り付け、七味唐辛子を振る。

【ワンポイントアドバイス】牛タンの薄切りの両面に合わせ調味料を塗って、一晩漬け込み味をなじませる。

片面焼きグリルの場合は途中で裏返し、焦げないように火加減に注意して焼く。

黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り

週刊朝日  2023年6月2日号