明日17日(水)は関東は危険な暑さに。東京都心は今年初めて最高気温が30℃以上の真夏日となるでしょう。前橋市など内陸部では全国で今年初めて35℃以上の猛暑日になる予想です。熱中症対策を万全になさってください。明後日18日(木)にかけてが今回の暑さのピークです。
今日16日(火)は気温上昇 季節先取りの暑さ
今日16日(火)は関東は晴れて、日中は気温がグングン上昇し、暑くなりました。
15時までの最高気温は、東京都心は27.5℃と昨日より9℃も高く、6月下旬並みとなりました。群馬県高崎市では30.2℃まで上がり、真夏日となりました。
明日17日(水)は危険な暑さ
明日17日(水)は、本州付近は南から高気圧に覆われるでしょう。関東地方は広く晴れて、日差しがたっぷりと降り注ぐ見込みです。季節先取りの暖かな空気と日差しで、気温がグングン上がるでしょう。山越えの風によるフェーン現象の影響も加わり、5月とは思えない暑さとなりそうです。
最高気温は、きょうより高くなるでしょう。アメダス地点のうち6割以上で真夏日となりそうです。沿岸部は7月並みの所が多く、東京都心では今年初めて30℃以上の真夏日となるでしょう。東京都心で5月中旬までに真夏日になれば、2004年(5月11日)以来19年ぶりとなります。
内陸部では真夏並みの暑さで、前橋市などでは35℃以上の猛暑日となるでしょう。前橋市で5月中旬までに猛暑日になれば、1993年(5月13日)以来30年ぶりのことです。
湿度はまだ低く、カラッとした暑さですが、体が暑さに慣れていない時期に急に暑くなりますので、熱中症にいっそう注意が必要です。
明後日18日(木) 危険な暑さが続く
明後日18日(木)にかけてが今回の暑さのピークです。
明後日18日(木)も関東はおおむね晴れて、厳しい暑さとなるでしょう。
最高気温は東京都心では30℃以上で2日連続の真夏日となりそうです。東京都心で5月中旬までに2日連続で真夏日になれば、統計開始以来、初めてのことです。内陸部では33℃くらいで、真夏並みの暑さが続くでしょう。引き続き暑さ対策が必要です。運動会の練習などが行われている学校もありますが、子どもは熱中症になりやすいので、注意が必要です。周りの大人の方が気を配るようにしてください。
19日(金)は雲が増えて、雨の降る所がありそうです。真夏並みの厳しい暑さは収まるでしょう。
熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。