AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。
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Q:頼りになる旦那がいます。旦那というより人生のパートナーで、私のやりたいことを応援しサポートしてくれます。でも、どうしても許容できない趣味があります。アイドルの撮影会などのオタ活です。ロリコン嫌いは、私が小学生の頃に性的虐待を受けたせいかもしれません。旦那にも好きな趣味をやらせてあげたいのに気持ちが追いつきません。(女性/フリーランス/39歳/おひつじ座)
A:僕は基本的なスタンスとしては、「趣味はその人の聖域である」と思っています。プラモデルにしてもフィギュアにしても、好きなものを何も理解されずに、ただやめてほしいと言われるのは、ちょっと厳しいです。
誰かの趣味について話し合うことは、まさに異文化コミュニケーションなんです。
他の国から見たら「どうしてそんなことを大事にしているのか全くわからない」ということでも、その国のマナーや風習というものをむげに否定してしまうと、ものすごい修羅場になります。
「私には理解できない領域だけど、あなたにとってはすごく大事な一つの時間であり、居場所であるのですね」ということを理解し伝えた上で、話をすることが大前提だと思っています。
ただ、いただいたご相談をよく読むと、やっぱりそれでは済まされない領域かもしれないと感じました。
それで、一度やってみてほしいのは、旦那さんに話してその現場に付き合ってみることです。ご自身の目で見て、アウトなのかセーフなのかをまず判断することが必要だと思います。セーフなのであれば、行く頻度を話し合うこともできるし、自分の中でもわだかまりは解けていくと思います。