1=1年間浪人して東大に合格した男性(左)、現役合格した女性をモデルにした3Dフィギュア
1=1年間浪人して東大に合格した男性(左)、現役合格した女性をモデルにした3Dフィギュア
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明治時代に境内に東京帝国大学の学生寮があった法真寺(和順山歓喜院法真寺提供)
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明治時代に境内に東京帝国大学の学生寮があった法真寺(和順山歓喜院法真寺提供)

 日本の大学で最高峰にある東京大学。各界に有能な人材を輩出する“東大ブランド”には、受験生やその親でなくとも、憧れる人は多い。そんな人々のニーズに応えるかのような試みが行われている。

 東大のシンボル・赤門の前にある、和順山歓喜院法真寺(東京都文京区)は、東大生をモデルにしたオリジナルのお守り「東大生3Dフィギュアお守り」を3Dプリンターで作成した。フィギュアは全部で10体作られ、2015年1月に開かれる「東京大学合格祈願の法要」の参加者にプレゼントするという。

 合格祈願の法要は、1月1日~16日の間で実施される予定で、申し込みはメールで受け付けている。受け付けは先着順で、祈願料として「合格」、「ご縁」にちなんだという5555円が必要となる。祈願料は、全額日本ユニセフ協会に寄付され、教育支援活動に使われる。

 お守りは、アクリル樹脂製で、高さ約10センチ。浪人生と現役生タイプの2種類。それぞれ5体ずつ用意されている。大仏をイメージしており、金色に塗られ、きり箱に収められる。

 浪人生タイプは1年間浪人して文化三類に合格した男性、現役生タイプは理科二類に合格した女性をモデルにして作られたという。いずれも角帽にガウンを着用し、右手の親指を立てたポーズが印象的だ。

 明治時代、法真寺の境内には東京帝国大学の学生寮もあった。法真寺によると、最近は“お寺離れ”が進んでおり、東大のすぐそばにありながら、寺を訪れる受験生や東大生も少ないそうだ。「若者に気軽にお寺に足を運んでほしい」という思いから東大生の3Dフィギュアお守りを作成したという。

 東大ゆかりのお寺で作られた”最先端”お守りがあれば、合格も間違いなしかも!?

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