リンキン・パークの故チェスター・ベニントンの未亡人タリンダ・ベニントンが、先週末にインスタグラムで婚約を発表した。
彼女は“親愛なるファミリーへ”と始まるメッセージで、フィアンセのMichael F.を“この世の天使”と呼び、「悲劇のあとに愛を見つけることは可能だと言うために私はここにいます。ソウルメイトの死は、あなたの死を意味するわけではないのです」と綴っている。
約2年前にチェスターを自殺で亡くした彼女は、<320 Changes Direction>というイニシアチブを立ち上げ、心の病についてもっと率直に語れる環境づくりや、親しい人を自殺で亡くしたサバイバーのケアなどに奔走し続けてきた。そんな彼女は、「今後もチェスターに敬意を表し、彼の死を無駄にしないための活動を自分の人生の使命にし続けます」とメッセージに綴り、「私は夫のチェスターをいつまでも愛しています。そして自分の人生を生きることで彼に敬意を表します。愛と幸せの人生を。彼は私にそうしてほしかっただろうから」とコメント欄に追記している。
“家族、友人、そしてリンキン・パークの兄弟”は婚約を祝福してくれたと彼女は報告し、同じく自殺で愛する者を亡くした人々へ、「あなたもまた幸せになれます。あなたの心に悲嘆、喜び、幸せ、悲しみ、そして愛が収まるスペースを作ることができます」と呼びかけている。
チェスター・ベニントンは2017年7月20日に41歳で自殺した。生前うつ病や依存症などで苦しんでいたことが知られているが、彼の死後メンタル・ヘルスに関する啓蒙活動に取り組んできたタリンダは2018年10月に、「たくさんのことが起きていて、(心の病について)語ることがOKになってきた。ただ、ここにたどり着くまでにあまりにも多くの人の死に耐えなければならなかったのが悲しい」と米ビルボードに語っていた。