デジタルHDビデオカメラレコーダー アクションカム ミニHDR-AZ1」(公式サイトより)
デジタルHDビデオカメラレコーダー アクションカム ミニHDR-AZ1」(公式サイトより)
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ライブビューリモコンキット(公式サイトより)
ライブビューリモコンキット(公式サイトより)

 ビデオカメラといえば、ほんの10年ほど前まで磁気テープを使って記録するものがほとんどだった。しかし、今やSSDやmicroSDメモリーカードといった超小型の記録媒体を使ったビデオカメラが主流となり、記録媒体が小型化するにつれ、磁気テープを使用した機種と比べて大幅な軽量化が進んでいる。

 軽量化を最大限に生かしたビデオカメラが、アクションカムと呼ばれる製品群だ。アクションカムは、ヘルメットやサーフボードなどに装着して、スポーツやアウトドアで迫力ある映像を撮影できるビデオカメラだ。

 今月発売されたソニーの「デジタルHDビデオカメラレコーダー アクションカム ミニHDR-AZ1」は、従来品よりも約3割の小型化・軽量化を実現。幅約24.2ミリ×奥行き約74ミリ×高さ約36ミリで、一般的な190グラムの缶コーヒーの缶よりもはるかに小さい。また、電池を含めた重さは約63グラムと、携帯電話の半分ぐらいの重さだ。

 付属品には、腕にはめられる新ライブビューリモコン(セット仕様の「HDR-AZ1VR」に同梱)があり、手元で録画の開始や停止ができるほか、搭載された小型のカラーモニターで動画の再生もできる。

小型化しても、画質は侮れない。フルハイビジョン画質での録画はもちろん、プロフェッショナル用途のXAVCを民生用にした「XAVC S」記録方式にも対応している。また、レンズは名門ドイツ・カールツァイスの「ZEISS(ツァイス) テッサー」を採用している。さらに、170度の超広角レンズや、手ぶれ補正機能も備えている。

 なお、耐久性は、本体は雨や水しぶきなどに耐えられる程度の防滴仕様となっているので、水中撮影をしたい場合は別売のウォータープルーフケース(水深5メートル対応)を利用したい。これを装着すれば、水深5メートルで連続使用30分間まで使用に耐えられる。本体想定価格は31500円前後。

 サイクリング、山登りなどで秋の行楽シーズンは、1年間で最もビデオカメラの出番の多い時期だ。一般的なビデオカメラを持っていくのもいいが、アクションカムであれば、手に持たず、直接身や器具につけられるため、撮影に気を取られることも少ない。アウトドアでの撮影をより楽しめそうだ。