書名通り「金沢を歩」いた本だ。それは、町を歩いて風物を紹介もしているし、町の成り立ちから歴史を歩んで紹介する、という意味もある。 古都・金沢であるので、まずは文化的なものから紹介される。兼六園や尾山神社といった古くて有名なものはもちろん、金沢市民芸術村、鈴木大拙館、金沢21世紀美術館といった新しい文化施設。「文化的、芸術的価値の高い施設が、町の中心部に、先鋭的なデザインの建築としてたくさんあ…

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