星雲の画像も鮮やかな3D画像で見ることができる
星雲の画像も鮮やかな3D画像で見ることができる
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画面上には時間と方位磁石、星座の各天体名が表記される
画面上には時間と方位磁石、星座の各天体名が表記される
天体の動きと時間の経過をリンクさせたこんな画像も!
天体の動きと時間の経過をリンクさせたこんな画像も!

 一時は入場者数が低迷していたプラネタリウムの人気が復活して、宇宙関連イベントも次々と開かれている。最近では癒やしを求める女性を中心に「プラネタリウム・カフェ&バー」が注目され、デートスポットとしても人気が高いのだという。また、「宙(そら)ガール」と呼ばれる天体観測好きの女子も急増中で、コアなファンからライトなファンまで、天体ファンの裾野は広がっている。

 もともと天体ファンだった人はもちろん、天体ブームの流れを受けて星に興味を持ちはじめた人にもおすすめなのが、天体観測アプリ「Star Walk 2 ・Guide to the Sky Day and Night」だ。気軽に星の情報を得たり、プラネタリウム気分が味わえたりするiPhone/iPadアプリである。

 使い方は「スマホを空に向けるだけ」と、いたってシンプル。天文データとGPSで、アプリがユーザーの現在地を分析し、その時に見える空を正確に表示してくれる。星の見えにくい都会にいても、リアルタイムで頭上に輝く星を確認することができるというわけだ。

 画面には星座や衛星、惑星の名前も書いてあり、毎日の惑星の上昇時間や月相(月の満ち欠け)のデータが確認できる。

 「白鳥座はどこにあるのだろう?」といった、ちょっとした疑問もすぐに解決できるのだ。また、地球を周回している衛星を探し出す機能も備えており、日本から打ち上げられた探査機の行方もチェックできる。

 また、X線やガンマ線など全部で六つの放射線を確認できるフィルター機能もあるので、少しマニアックな天体ファンならば、宇宙の目に見えない構造もさらに深く掘り下げることもできるだろう。

 そして、このアプリの特筆すべきポイントはビジュアルの多彩さだ。古代の天文学者の星座の描画から、有名な星雲の最新3Dモデル、宇宙飛行士やアマチュア天体カメラマンが撮影した実際の映像まで楽しめる。

 10月には皆既月食、12月は双子座流星群が極大になるなど大きな天体イベントが待っている。天体ファンなら、このアプリをダウンロードしておいても損はないだろう。

【関連リンク】
iTunesサイト
https://itunes.apple.com/jp/app/star-walk-2-guide-to-sky-day/id892279069?mt=8
製品サイト(英語)
http://www.vitotechnology.com/star-walk-2-guide-sky-night-day.html