電車でも街でも、スマホを操作している人を見かけるのはすっかり当たり前となったが、最近良く目にするようになったのがタブレットユーザーだ。PCと比べればそれほど煩雑な操作を必要とせず、なによりスマホと比べて大きな画面だし、直接触って操作できるとあって、お年寄りから若年層、子どもに至るまで幅広く人気だ。

 ただし、画面が大きいからにはそれなりに重いだろうし、カバンの中でかさばるのではないかと、躊躇している人も多いのではないだろうか。そんな人に朗報だ。

 2014年5月8日にソニーモバイルコミュニケーションズが開発を発表した「Xperia Z2 Tablet」。前機種「Xperia Tablet Z」同様、一枚の板のようなフルフラットなデザインを継承しつつ、厚さ約6.4ミリで重量は439グラムを実現。10.1インチモデルのAndroidタブレットとしては世界最軽量としているモデルだ。

 従来の10インチ・クラスのタブレットといえば人気のサイズながら重量がネックになっていて、最近では、ついつい7インチ・クラスに落ち着いてしまう人もちらほらみかける中、根強く10インチ・クラスの軽量化を望むユーザーは多かったはず。今回、各社がこぞって軽量化を進める中、前機種よりも約50グラム軽くすることに成功した「Xperia Z2 Tablet」が登場したことで、今後さらなる軽量化競争に拍車をかける可能性がある。

 また、“Xperia タブレット”シリーズは、防水・防塵機能を標準装備しており、この点も人気の理由の一つとなっている。「Xperia Z2 Tablet」はIPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能に対応しており、これからのレジャーシーズンに、海やプールなどの水場で気兼ねなく使えるという点もポイントは高い。もちろん水没させないというのがベストだが……。

 さらに「Xperia Z2 Tablet」は、ノートパソコン・スタイルに早代わりする「タブレットカバースタンド付きBluetoothキーボードBKC50」や操作しながらの通話や動画再生の操作ができる「ハンドセット機能付きBluetoothリモートコントローラー」など、従来機種よりも周辺アクセサリーが充実している。

 まるでノートPCのように使える純正アクセサリーなどが充実し、AndroidタブレットのPC化が進んでいる背景には、2016年に登場予定の『Windows9』がパソコンとスマートフォンの環境を統合したOSになる可能性を視野に入れているからとも言われている。

 スマートフォンでも人気を誇る“Xperia”シリーズは、今後のAndroid端末の各社の展開を牽引する力のあるモデルでもある。Xperia Z2 Tabletのスペックにおいては、約810万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用し、フルHD動画撮影にも対応したカメラ機能や、色域が広く高い色再現性も有するというトリルミナスディスプレイもさることながら、アプリの動作に関わる領域として3GB のメモリーを内蔵する点にも注目だ。先日携帯各社から発表された2014年夏モデルのRAMは2GBが中心だったが、「Xperia Z2 Tablet」の動きをみて、秋以降のモデルでは3GBがトレンドになってくる可能性もある。

 軽くてスタイリッシュ、スペック的にも申し分のない「Xperia Z2 Tablet」。これを機にタブレットデビューを決めてみてはいかがだろうか。

販売:NTTドコモ
製品名:docomo XperiaTM Z2 Tablet SO-05F
発売時期:6月下旬