一時は落ち着いたかと思われた日本でのK-POP人気だが、ここにきて猛烈な勢いのニューカマーが登場している。それが、ヴォーカル&ダンス・グループのTWICEだ。2015年にオーディションで選ばれた女性9人組で、日本人メンバーも混じっているのがこれまでになかった特徴といえるだろう。しかも、日本デビュー前から続々とチャートに登り始め、その躍進ぶりは他のガールズ・グループへの脅威となっているのだ。
今週Hot100で4位となった「TT」は、彼女たちの現時点での一番のヒット・チューンだ(【表1】)。6月28日にリリースになった日本デビューとなるベスト・アルバム『#TWICE』のタイトル曲だが、本国韓国では昨年の11月にリリースされているため、その時点で早くもチャートインしていることに注目。しかも、リリースはカウントされず、動画再生数(赤のグラフ)とツイッターのつぶやき指数(水色のグラフ)のみなのに、11/7付のHot100で初登場18位という好記録からスタートしている。そして、それほど大幅に下降することもなく、半年後に日本デビューを迎えているというポテンシャルは恐ろしいほどだ。とにかく動画再生数のポイントが高く、現時点で3周連続1位を記録している。この勢いが続けば、首位に到達する可能性も高いといえるだろう。
しかも、TWICEがすごいのは、この曲だけではないということだ。Hot100の11位には別の楽曲「SIGNAL」が控えている(【表2】)。しかもよく見ると、「TT」の動画再生数が1位になる前は、この「SIGNAL」が動画再生数で5周連続1位となっているのだ(赤のグラフ)。とにかくビジュアル面では無敵の彼女たち。その下にも、「Like OOH-AHH」、「CHEER UP」、「KNOCK KNOCK」という3曲も上位をうかがっており、現在のチャート専有率はNo.1。今後どこまで躍進するのか、しっかりと注目しておきたい。text by 栗本斉
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