奇抜なスタイルやメイクで、今や原宿系ファッションのファッションアイコンとなったきゃりーぱみゅぱみゅ。国内の若い女の子を中心に、今や海外でも熱い支持を得ています。そんな彼女、昔からさぞ自由でのびのびとした環境で育てられたのだろう......と思いきや、実は意外にも、かなり厳しい家庭に育ったそうです。



 彼女自身が書いた初のエッセイ『Oh! My God!! 原宿ガール』の冒頭では「おてんば娘時代」として、高校時代の厳しい家庭の様子がつづられています。



「どれくらい厳しいかというと、高校三年間は



一.門限夜七時

二.ケータイは夜八時~翌朝六時までは使用禁止!

三.ケータイは夜八時までにリビングの充電器に置くこと!



という決まりがあった」



 ほかにも、「食事のときにひじをついてはいけない、脚を開いて座ってはいけない、人と約束があるときは決められた時間の一時間前に行くように」など細かな掟があったのだとか。そんな厳しい家庭だったため、彼女の奇抜なファッションにも相当な反発があったといいます。



「当然、つけまつげも、髪を染めることも、ウィッグすらも全部禁止! 口で注意されるだけじゃなく、手が出たり足が出たり、フルボッコにされることもしょっちゅうだった。青あざをつくって、泣いて、目を真っ赤に腫らしたまま学校に行ったことも一度や二度じゃない。毎日が戦い」



 と、壮絶な高校時代であることがつづられています。一方で、ふだんは本当に仲の良い家族であることも明かしています。父親はとても優しく、「話が芸人さん並におもしろい!」とのことで、深夜までふたりで話し込んでしまうほど。さらに厳しい母親とも、ふだんはほぼ毎日一緒にお風呂に入っていたほど、仲良しだったといいます。



 彼女の文面は、厳しいながらも、両親ともしっかりと愛情をもって育ててくれたことがうかがえるものになっています。また、そんな厳しい母親と戦ってまで貫いたスタイルだからこそ、周囲の人を引き込むような魅力があるのかもしれません。



 もともとモデル出身の彼女ですが、最近ではファンからの支持を受け、タイアップのつけまつげを販売したり、パーカーをプロデュースしたりと、ファッション面でもさらに活躍の場を広げている様子。きゃりースタイルは今や確立されたひとつのファッションスタイルと言えそうです。



 そしてこうした芸能界初のファッションに、また新しいブランドが加わります。それが「elements,H」(エレメンツ アッシュ)。このブランド、なんとゴールデンボンバーなどが所属するエンターテインメント系企業、ユークリッド・エージェンシーが立ち上げたもの。



 デザインにはヴェネチアンマスクやキスマークなどを取り入れており、どこかゴシックな雰囲気を感じさせながら、モード感のある仕上がり。制作は浜元理恵(ピースナウ)、三つ葉(アリス アンド ザ パイレーツ)といった原宿系トップブランドのデザイン経験者が担当し、かなりハイセンスなアイテムが期待できそう。芸能界からの新たなスタイルの発信に注目です。



【関連リンク】

「elements,H」(エレメンツ・アッシュ)

http://www.elements-h.jp

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