![井口理さんと伊藤ちひろさん(撮影/山本倫子)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/1/a/840mw/img_1a090d71bb7c0961df21fb2c85421c2655017.jpg)
井口:脚本はどれくらいの期間で書いたの?
伊藤:2カ月くらいかな。めちゃくちゃ井口君のことを見ながら書いてた。夢にも出てくるくらい。
井口:そうなんだ(笑)。
伊藤:インタビュー記事とか、YouTubeに上がってる動画とか、あらゆるものを見たよ。あとはラジオをいっぱい聞いた。
井口:よくあれを聞きながら書けたね(笑)。
伊藤:井口君はどんな表情や動きを持っていて、どんな話し方をするのか把握したくて。仕事によって違う自分を表現していても、その人自身から出てくるものは隠せないから。それが知りたかった。
〇いとう・ちひろ/神奈川県出身。2003年、「Seventh Anniversary」で脚本家デビュー。以後、行定勲監督とタッグを組み、「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年、共同脚本)、「今度は愛妻家」(10年)、「つやのよる」(13年)などの映画脚本を担当。井口理初主演映画「ひとりぼっちじゃない」(3月10日公開)で監督デビュー
◯いぐち・さとる/1993年、長野県伊那市生まれ。2017年、4人組バンドKing Gnuを結成、ボーカルとキーボードを担当。19年、アルバム「Sympa」でメジャーデビュー。音楽活動のみならず、俳優としてドラマや映画にも出演している
(構成/編集部・藤井直樹)
※AERA 2023年3月13日号より抜粋
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