井口理さんと伊藤ちひろさん(撮影/山本倫子)
井口理さんと伊藤ちひろさん(撮影/山本倫子)

井口:脚本はどれくらいの期間で書いたの?

伊藤:2カ月くらいかな。めちゃくちゃ井口君のことを見ながら書いてた。夢にも出てくるくらい。

井口:そうなんだ(笑)。

伊藤:インタビュー記事とか、YouTubeに上がってる動画とか、あらゆるものを見たよ。あとはラジオをいっぱい聞いた。

井口:よくあれを聞きながら書けたね(笑)。

伊藤:井口君はどんな表情や動きを持っていて、どんな話し方をするのか把握したくて。仕事によって違う自分を表現していても、その人自身から出てくるものは隠せないから。それが知りたかった。

〇いとう・ちひろ/神奈川県出身。2003年、「Seventh Anniversary」で脚本家デビュー。以後、行定勲監督とタッグを組み、「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年、共同脚本)、「今度は愛妻家」(10年)、「つやのよる」(13年)などの映画脚本を担当。井口理初主演映画「ひとりぼっちじゃない」(3月10日公開)で監督デビュー

◯いぐち・さとる/1993年、長野県伊那市生まれ。2017年、4人組バンドKing Gnuを結成、ボーカルとキーボードを担当。19年、アルバム「Sympa」でメジャーデビュー。音楽活動のみならず、俳優としてドラマや映画にも出演している

(構成/編集部・藤井直樹)

AERA 2023年3月13日号より抜粋

暮らしとモノ班 for promotion
チャンスは8月10日まで!Amazon「夏本番!家電・レジャー用品等のサマーセール」でお家暮らしをもっと楽しく♡