米ソングチャートでドレイクが9週目の1位、シーアは初のTOP5入り
米ソングチャートでドレイクが9週目の1位、シーアは初のTOP5入り
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 7月23日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”にて、ドレイクのウィズキッドとカイラをフィーチャーした「ワン・ダンス」が9週目の1位となり、自己最長No.1記録に並んだ。ドレイクのこれまでの自己ベスト曲は、今年初旬に同じく9週No.1を獲得した「ワーク」(feat.リアーナ)だった。

 ニールセン・ミュージック調べによると、“Hot 100”チャート9週目の首位(連続では8週目)に立った「ワン・ダンス」は、7月7日締め調査週においてサブスクリプション・サービスをベースにした“On-Demand Songs”ストリーミング・チャートで12週目の1位(1,780万回再生)をマークしている。同曲はさらに、2012年にスタートした“On-Demand Songs”チャート史上2番目に長い首位記録(2013年にマックルモア&ライアン・ルイスの「スリフト・ショップ」が13週獲得)まで、残すところ1週間に迫っている。

 注目は、ドレイクが米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”との両チャート制覇の記録樹立にあと一歩及ばなかった点だ。今週までドレイクは「ワン・ダンス」と同収録アルバム『ヴューズ』で7週連続同時No.1に立っていた。同じ記録を持っている男性アーティストはマイケル・ジャクソンで、1983年に「ビリー・ジーン」と『スリラー』で両チャート7週連続首位を獲得した。今週はブリンク182の『California』が『ヴューズ』を破り、米アルバム・チャート“Billboard 200”No.1に初登場したのだ。ちなみに、両チャート同時制覇の最長記録保持者はザ・ビートルズとホイットニー・ヒューストンで、それぞれ12週連続記録を持っている。

 “Hot 100”第2位は、8週間前に史上26曲目の初登場1位に輝いたジャスティン・ティンバーレイクの「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」だ。“Digital Songs”チャートでは依然9週目の1位をマークしているほか、“Radio Songs”チャートでも5週目(非連続)の1位となっている。

 続く3位は、ザ・チェインスモーカーズ初のトップ5曲でダヤをフィーチャーした「ドント・レット・ミー・ダウン」がキープ。“Hot Dance/Electronic Songs”チャートでは12週目の1位となっている。

 4位はリアーナをフィーチャーしたカルヴィン・ハリスの「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」で、先週5位からアップし最高位を伸ばしている。

 5位は、先週6位から上昇のシーアの「チープ・スリルズ」(feat.ショーン・ポール)だ。これによりシーアはリードアーティストとして初のトップ5入りを果たし、自己最高記録にも並んだ。シーアは2012年5月、フィーチャリング・アーティストとして参加したフロー・ライダーの「俺たちワイルド・ワンズ(WILD ONES)」で5位にランクインしている。一方、ショーン・ポールにとっては、キーシャ・コールをフィーチャーした「ギヴ・イット・アップ・トゥ・ミー」が2006年9月に3位にランクインして以来、およそ10年ぶりのトップ5入りとなった。

 デザイナーの「パンダ」は先週4位から6位へのランクダウンだ。しかし、“Streaming Songs”チャートでは合計12週目の首位となり、“Hot Rap Songs”チャートでも14週目の1位となっている。続く7位はリアーナの「ニーデド・ミー」だが、“Mainstream R&B/Hip-Hop”エアプレイ・チャートでは2週目の1位に立っている。

 トップ10後半は、先週9位から8位に上昇したトゥエンティ・ワン・パイロッツの「ライド」、9位はケント・ジョーンズの「ドント・マインド」、そして10位は先週に続いてタイ・ダラー・サインをフィーチャーしたフィフス・ハーモニーの「ワーク・フロム・ホーム」という結果となっている。

 なお、トップ10圏外での注目曲は、先週13位から12位へアップしたアデルの「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」をはじめ、メーガン・トレイナーの「ミー・トゥー」(16位から15位へアップ)、そして先週24位から16位に大きく浮上したジェイムス・ベイの「レット・イット・ゴー」だ。

 その一方で、ファーギーの「M.I.L.F.$(ミルフ・マネー)」が34位にランクインし、ソロキャリア・ベストとなる最高位スタートを切っている。同曲は“Double Dutchess”というタイトルが噂される2ndソロアルバムからの先行曲となる可能性の高い新曲だ。