メイン画像
メイン画像

この冬の北海道は記録的に雪が少なくなりました。12月から2月の3か月間の降雪量は、北海道全体の地域平均平年比で58パーセントにとどまり、統計開始以来、最も少ない記録となりました。

12月と1月は平年の半分以下に

この冬の北海道は、冬型の気圧配置が長続きせず、日本海側を中心に平年より雪の少ない所が多くなりました。

気象庁による季節の区分けでは、12月から2月の3か月が「冬」とされていますが、この3か月間の降雪量は、北海道全体の地域平均で、平年の58パーセントにとどまりました。

降雪量の統計は1961年から始まっていますが、12月から2月の3か月で、これまでの最も少ない平年比の記録は2006年12月から2007年2月の72パーセント。この冬はこれを大幅に更新する雪の少なさとなりました。

月別に降雪量を見てみると、12月が平年の48パーセント、1月が平年の47パーセントと、2か月連続で平年の半分にも届きませんでした。ともにそれぞれの月の統計史上最も少ない記録となっています。

2月は平年の80パーセントと、他の月に比べると多くはなったものの、平年より少ない状態は続き、3か月トータルでも58パーセントとなりました。

3月も雪少ない

最新の1か月予報によると、3月も降雪量は平年より少なくなる見込みです。気温も平年より高めの予想となっており、いつもより少ない雪がいつも以上に順調に解けていくことになりそうです。

例年と比べると、春の足音が聞こえてくる時期が早くなりそうです。