3月に、私が脚本を担当した舞台「集・団・面・接」が、池袋で上演されることになった。長い脚本が上演されるのは初めてで、今から楽しみでしょうがない。キャスト10人も、オーディションで選んだイケメン揃いなので、どんなにステキな舞台になるだろうと胸が弾む。
しかし何かと大変である。なにしろ10人なのだ。告知ムービーの撮影も私がiPhoneで担当したのだけど、10人分撮り終える頃には疲れ果てて、誰を撮ったか撮ってないか、わからなくなった。
さらに今、これを編集しているのだけど、10人分だから、それなりに時間がかかる。それを日替わりでユーチューブとブログにアップして公開し、紹介文を書いているのだけど、全員が終わるまでに10日もかかる。1月の3分の1だ。すごい量! もうカラダがもたない! と感じている。
仕事だし、10人の売り出し中の俳優さんを一挙に抱えてしまったので、もはや色恋ではなく、マネージャーのような状態だ。彼らからも「ママ」とか「遠足の引率の先生」とか呼ばれている。
ああ、イケメン舞台の脚本を書いて、イケメンさんと仲良くなれたらいいな、なんて考えは、甘かった......。舞台の宣伝などなどで、脚本を書き上げてもなおやることはやりきれないほどにあるし、彼らもこれから稽古で大変なので、私と遊ぶという状態ではない。
そして私が恐れているのは、10人にいつかおごる日が来るのではないか!? ということ。1人や2人だったら、気軽にごちそうできるけれど、10人!これは安いファミレスでも1万円くらいを覚悟しなくてはならないレベルである。これもまた大量のイケメンさんと関わらせていただいている税金みたいなものだろうと内心覚悟している。
そして先日、10人と一緒に新年会をすることになった。私はついにこの日が来たと覚悟した。しかし......。案内されたのは、どなたかのお宅だった。なんと、プロデューサーさんのご自宅だったのである。リビングには、大きなお鍋を3つも用意していただいていた。私たちはありがたくそれを頂戴した。1円も使っていないのに、お腹がいっぱいになり、プロデューサーさんご一家の温かさが身にしみた夜だった。
舞台「集・団・面・接」
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http://midori-gumi.com/