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土日は多くの所で花火大会が予定されていますが、台風が近畿から関東地方に接近・上陸する恐れがあり、近畿や東海、関東甲信地方を中心に荒れた天気になりそう。台風が去った後は、東海や関東甲信地方なども梅雨明けを迎え、来週は全国的に夏空に。一年で一番暑い時期ですが、今年は暑さが一段と厳しいので、熱中症には厳重警戒。

27日土曜 台風が近づき雨風強まる 北海道も大雨

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27日土曜は、台風6号が北上を続け、紀伊半島に近づくでしょう。今回の台風はそれほど発達する予想ではありませんが、北よりに進んでいるので、「進行方向の右側(中心の東側)ほど暖かく湿った空気が流れ込みやすく、発達した雨雲を伴っている」のがポイントです。そのため、紀伊半島から東側、つまり近畿や東海、関東甲信地方で雨が強まるでしょう。特に、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」がぶつかる山沿いを中心に、大雨の所がありそうです。
また、台風が近づくにつれて、太平洋側の沿岸部では、風も強まるでしょう。海はうねりを伴って、しける恐れがあります。夏休みに入って、海に出かけたい方もいらっしゃると思いますが、強風や高波に注意が必要です。
一方、北海道は前線がかかるため、日本海側を中心にカミナリを伴った激しい雨が降り、総雨量が増えそうです。台風から離れた所でも油断しないで、大雨に十分お気を付け下さい。

28日日曜 雨量が更に増加 天気の急変にも注意

28日日曜は、台風は進路を東よりに変えるでしょう。引き続き台風が運んでくる「暖かく湿った空気」の影響を受けるため、東海や関東甲信地方を中心に断続的に雨が降り、雨量が更に増える恐れがあります。また中国、四国や近畿地方など晴れる所でも、天気が変わりやすく、急な雨に注意が必要です。
そして、土日も全国的に厳しい暑さが続くでしょう。北海道や東北でも連日「真夏日」という所があり、湿度も高いので、体にこたえそうです。汗をかく前から水分補給ができるよう、夏休みのレジャーは、飲み物を多めにご用意下さい。

29日月曜以降 梅雨明けラッシュ? でも熱中症は厳重警戒レベル

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29日月曜になると、本州付近は広く「夏の太平洋高気圧」に覆われてくるでしょう。東海や関東甲信地方は梅雨明けが遅れていましたが、台風による大雨への警戒期間も終わり、いよいよ梅雨明けを迎える可能性が高くなっています。このタイミングで、東北南部や東北北部も、一気に梅雨明けが発表される可能性もあります。
ただ、気を付けなければいけないのが、「厳しすぎる暑さ」です。平年ですと7月下旬~8月上旬は一年で最も暑い時期ですが、今年は暑さがレベルアップしそうです。最新の1か月予報によりますと、この期間の平均気温は、北日本や東日本では平年より高く、西日本では平年並みか高い予想です。今年の真夏は「厳しすぎる暑さ」が「長く続く」のがポイントで、夏バテしやすくなるでしょう。無理をしないで、一年で最も暑い時期を、乗り切って下さい。