広島の長野久義は6月28日に登録抹消された。今季は31試合出場で打率.167、0本塁打、7打点。スタメン出場は8試合にとどまっている。昨オフに鈴木誠也がカブスへ移籍したため、外野でレギュラー奪取のチャンスだったが、西川龍馬、上本崇司、ドラフト6位の末包昇大が春先から打撃好調だったのに加え、5月以降も堂林翔太、ドラフト3位の中村健人、野間峻祥、宇草孔基が結果を残したため、長野にチャンスがなかなか回ってこない。さらに、今月28日にパドレス傘下3Aエルパソを自由契約になった秋山翔吾の電撃入団が決定。長野の置かれた状況は厳しくなっている。

「チョーさん(長野)は使われ方がかわいそうだったかなと思います。スタメンで結果を残しても翌日にベンチスタートだとなかなか状態が上がってこない。ただ、2軍に落とされても腐る選手ではない。チームメートの人望は厚いし、新外国人のマクブルームに積極的にコミュニケーションを取るなどグラウンド外の貢献度も大きかった。夏場に強い選手なので、ファームでコンディションを整えてもう一度はい上がってほしいですね」(スポーツ紙デスク)

 福留は45歳、松田は39歳、長野は37歳。全盛期は超えているが、野球は年齢でやるものではない。少ないチャンスを生かし、もう一花咲かせられるか。(梅宮昌宗)

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