今季はトップチームの練習に参加しながら状況判断に磨きをかけ、2種登録選手として5月のルヴァン杯で公式戦デビュー。まだ高校2年生であるが、今後のトップチーム昇格は間違いなく、将来的にはC大阪の先輩たちと同じく、世界へと羽ばたいていくはずだ。

 その他、C大阪にはすでにクラブ最年少公式戦デビュー&得点記録を塗り替えた北野颯太がおり、神村学園高の高校ナンバーワンFW福田師王と左利きのゲームメーカーMF大迫塁の2人も世界的な活躍を期待したい選手。ひとつ上の2003年生まれには、中井卓大(レアル・マドリード・フベニールA)や松木玖生(FC東京)、中村仁郎(G大阪)らもいる。彼らも含めて国内外に次々と“候補者”が現れていることは、日本代表にとって非常に頼もしい。あとは、個の力をチーム力へと昇華させることができる指揮官の登場を待ちたい。(文・三和直樹)

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