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日本海側では大雪やふぶきになっていて、太平洋側でも初雪ラッシュです。この大雪やふぶきはいつまで続くのか、見通しと予想される降雪量をまとめました。

予想降雪量は?

28日は、いよいよ日本列島の広い範囲で「年末寒波」の影響を受けています。日本海側では大雪になっていて、積雪がいっきに増えています。太平洋側でも、大阪や神戸、岡山、佐賀、津から初雪の便りが届きました。
この後、30日頃にかけて、北日本の日本海側や北陸を中心に、大雪になるでしょう。また、東日本から西日本の標高の高い所でも積雪が増えて、東海地方や近畿地方の平地でも雪の積もる所がありそうです。
29日6時までに予想される雪の降る量は、いずれも多い所で、新潟県で80センチ、東北地方の日本海側で70センチ、長野県北部で60センチ、群馬県北部と北海道で50センチ、中国地方で45センチ、岐阜県と近畿北部・中部の標高の高い所で40センチとなっています。
さらに、30日6時までの24時間に予想される雪の降る量は、いずれも多い所で、新潟県で60~80センチ、東北地方の日本海側と長野県北部、群馬県北部で40~60センチ、北海道で30~50センチ、岐阜県や近畿北部・中部の標高の高い所、中国地方で20~40センチとなっています。
その後も、雪は降り続くので、積雪は更に多くなるでしょう。降った雪が全て積もるわけではありませんが、30日頃にかけては、豪雪地帯でも大雪が予想されます。31日になると雪はいったん弱まって、除雪作業のタイミングとなりそうですが、慣れていても除雪作業はなるべく2人以上で、安全を確認して、声をかけあって行って下さい。

風や波の予想は?

30日頃までは、北海道や東北、北陸では、雪だけでなく、非常に強い風が吹いて、猛ふぶきの所があるでしょう。29日にかけて予想される最大瞬間風速は、北海道や東北、北陸で30m/sとなっています。雪がそれほど強く降っていなくても、積雪が多い所で強い風が吹くと、雪が舞いあがって、ホワイトアウトになることも考えられますので、十分な注意が必要です。
また、北海道や東北、北陸では、29日にかけて、波の高さは6メートルと予想されています。北海道では、30日も大しけとなりそうです。

寒気の予想は? 冬山登山は危険

今回の「年末寒波」は、いったん30日頃までですが、年明けには、次の寒気が流れ込んでくるでしょう。今のところ、年明けの寒気は年末ほど強くはないと見ていますが、初詣やUターンの頃も、また日本海側を中心に、雪や風が強まりそうです。年末年始に冬山登山を予定している方は、計画の中止も踏まえて、再検討が必要です。お出かけの機会が増える時期ですが、最新の予報を、こまめにチェックして下さい。