わわ、裕美さん言ってたのコレだったか。10年くらい前に裕美さんに言われたことを思い出し、そう思いました。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、僕はコレに気づくのに10年掛かりました。
もちろん、自分でゴールを決めなければいけないこともあります。
そのスキルを軽視し、「協調」をいたずらに推奨するわけではありません。
しかし、自分1人では到底辿り着けない場所に、周りに力を貰い、周りに力を渡し、周りと一緒に昇っていく。
パスを渡し、パスを貰い、シーンを、作品を、幾重にも何層にも深く、厚いものに拵(こしら)えていく。
この「愉しさ」たるや。
この記事が配信される8月14日。
今夜放送の「鎌倉殿の13人」は、そんな「愉しさ」を存分に味わって撮影しました。
ハートと技術を兼ね備えた「周り」が、これでもかと僕にパスを放り、「周り」が僕を引っ張り上げてくれたシーン。
20代の頃、心の底から出会いたいと思った、才能溢れる俳優やクリエイターやスタッフたちと一緒につくったシーン。
ご覧頂く方々の、胸のゴールポストを揺らすと信じ。
是非。