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21日(日)は「十三夜」。後(のち)の月とも言われ、十五夜と同じように古来より大切にされてきました。日中は行楽日和となる21日、夜の天気は?観察の注意点は?

21日は十三夜、観察できる?

中秋の名月「十五夜」の約1か月後に巡る「十三夜」は、十五夜に次いで美しい月だといわれ、古来より大切にされていました。十五夜または十三夜のどちらか一方のお月見しかしないことを「片見月」と呼び、縁起が悪いといわれたりもしました。
十五夜の頃は、秋雨前線が本州に停滞しやすく、あまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、十三夜の夜は移動性高気圧に覆われて晴れることが多く、「十三夜に曇り無し」という言葉もあるほどです。
あす(21日)日曜日は、全国的に朝から晴れて行楽日和になる見込み。夜にかけても天気の崩れはなく、広く晴れて雨は降らないでしょう。あすの月の出は、各地とも日が沈む1時間ほど前。夕暮れ時には南東方向に浮かび上がっている月が見えてくるでしょう。都心では夜10時ごろになると南の空高くに月が昇ります。観察するのに申し分のないお天気で、夜空を楽しめるでしょう。

オリオン座流星群も極大、気温差に気を付けて

あす(21日)は、オリオン座流星群の極大日でもあります。空が広く見える場所で、宇宙に思いをはせながら夜空を見上げたいものですが、晴れて月や星が良く見えるほど放射冷却が強まって、気温がグッと低くなります。日中の最高気温は北日本で20度くらい、関東から西でも23度から24度くらいの所が多く、行楽日和で過ごしやすいですが、日が傾くと急にヒンヤリと感じられるでしょう。あさって(22日)の予想最低気温は、全国にあるアメダスの6割以上で10度に届かない見込みです。夜暗くなってから月や星の観察にお出かけになる場合は、暖かい服装を選んで寒さ対策をしっかりとして、体調を崩さないようお気をつけください。