大統領を暗殺? 奇怪な行動みせるクリードのVoが“躁うつ病”を告白
大統領を暗殺? 奇怪な行動みせるクリードのVoが“躁うつ病”を告白
この記事の写真をすべて見る

 クリードのシンガーであるスコット・スタップが、双極性障害(躁状態と鬱状態を繰り返す精神疾患。躁うつ病)であることをピープル誌との新しいインタビューで明らかにした。スタップは昨年より、その奇怪な行動が度々注目を集めていた。

 昨年11月に「ひどく凶暴な攻撃を受けている」などと主張したビデオを公開したスタップは、同インタビューにて、複数の告白ビデオや妻による警察への通報騒動(自分はCIAの一員でオバマ大統領を暗殺するといった内容の書類を、スタップのカバンから見つけた妻が通報した)など、これまでの自身の行動について語っている。

 スタップは3か月におよんだ負のスパイラルを親しい人達に見守られ、現在は回復に向かっているとのことだ。彼は「俺はアルコールや薬物依存が引き起こした精神崩壊の状態だった。錯乱していたんだよ。自分の車の上に見えた天使を追いかけて、1か月もの間アメリカ中をドライブした」、「妄想の中で俺は、自分の家族がISISに関与していて、テロ支援のために何百万ドルという金が持って行かれていると思っていた。全てばかげたことだし、俺はどうかしていたんだ」などとコメント。その頃の出来事を振り返り、「生きていてラッキーだよ」と話す。

 最終的には集中プログラムを受けるため施設に行ったというスタップ。現在も治療中で、薬を服用しているとのこと。12ステップのプログラムを受けており、世話役もいるそうだ。「しらふでいることが何よりも重要なことなんだ」とも加えている。

 なお、躁うつ病と診断されたことに最初は驚いたといい、「理解するのが大変だった。悪いイメージがあるしね。でも妻のジャクリンが『受け入れるのよ。私たちはあなたを愛しているわ』って言い続けてくれた。それが大きな助けになってね、ついに先が見えたんだ」と語っている。