日本気象協会は2018年春の花粉飛散予測を発表しました。飛散量は東北・関東甲信・四国地方では前シーズンの1.5倍以上となる見込みです。各地の飛散開始の時期は例年並み。早めの対策を!
この記事の写真をすべて見る★2018年シーズンの花粉飛散傾向
2018年春の花粉飛散予測は、東北から近畿、四国地方までの広い範囲で、前シーズンの飛散量を上回る見込みです。東北から中国、四国地方には、「非常に多い」飛散量の都道府県があり、注意が必要です。一方、例年比でみると、東海地方ではやや多く、東北と関東甲信、近畿、九州地方では例年並みとなるでしょう。北海道、北陸、中国、四国地方では例年を下回る見込みです。
★2018年シーズンの飛散開始時期
2018年春のスギ花粉の飛散開始は、例年並みとなるでしょう。2月上旬に九州や中国、四国、東海、関東地方の一部から花粉シーズンが始まる見込みです。
2018年の1月から2月は、北日本では平年並みか平年より高く、東日本と西日本は平年並みの気温となるでしょう。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早まる傾向となりますが、2018年春のスギ花粉の飛散開始は全国的に大きく早まることはなく、例年並みとなる見込みです。
ただし、スギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかな量が飛び始めます。2月上旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから花粉対策を始めるとよいでしょう。