ロックスターになり損ねたデューイ・フィンが名門私立中学の臨時教員になりすまし、ブロードウェイを目指して自分の教え子たちとロックバンドを結成するようだ。ジャック・ブラック主演、リチャード・リンクレイター監督による2003年のヒット映画『スクール・オブ・ロック』をもとにしたミュージカルが、2015年の秋に公開されるという。ハリウッド・リポーターが伝えている。

 最も驚くべきことはその制作チームで、同プロジェクトにはアンドリュー・ロイド・ウェバー(作曲)や、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』などで知られるグレン・スレイター(作詞)、舞台版『メリー・ポピンズ』やドラマ『ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~』を手掛けたジュリアン・フェローズ(脚本)など、ヘッドバンギングを伴うギターリフや派手なドラムソロとは無縁の人たちが関わっている。

 ウェバーは、「私のルーツとなる『ジーザス・クライスト・スーパースター』に立ち返ることができて嬉しい。当時、ロンドンのオリンピック・スタジオでディープ・パープルのイアン・ギランがジーザス役のレコーディングをしていて、隣の部屋ではレッド・ツェッペリンがレコーディングしていた。『スクール・オブ・ロック』は、音楽がいかに子供たちへ力を与えるかを示すものだ」と話している。

 監督は現在ブロードウェイで『レ・ミゼラブル』を公演中のローレンス・コナーが務める。来年11月2日にウィンターガーデン劇場でプレビュー公演が予定され、正式公開は11月6日からとなる。