北海道は6月に入ってからまとまった量の雨の降る日が多く、北海道全体の6月上旬の雨の量は平年比で368%となりました。これは1961年の統計開始以来の1位を更新する雨の量となりました。

既に1か月分を超える雨も

先週今週と、北海道付近は週の後半に次々と低気圧が通過し、各地で天気が崩れました。大気の状態が不安定になり、広く雨脚が強まったこともあり、ほぼ全道で平年よりも降水量が多くなっています。
例えば、札幌は今月上旬だけで67.5ミリの雨が降りましたが、平年だと6月1か月で降る雨の量は46.8ミリ。既に平年の1か月分を超える雨が降っています。道内全体で見ても、平年値のある全205地点のうち、昨日までの6月上旬の期間だけで94地点で既に月間の平年の雨の量を超える雨を観測しています。
北海道の6月上旬の降水量は平年比368%となりましたが、これは6月上旬としては1961年に始まった統計開始以来、最も多い記録でした。

しばらくは天気落ち着く

まとまった量の雨になる日が多かった最近の北海道ですが、ようやくその状態から抜け出せそうです。
明日(12日)は全道的に天気が回復して各地で青空が広がります。その先の予報を見ても、この先一週間は降水量が多くなるどころか、天気が大きく崩れる日もあまりない見込みです。
気温も平年並みかやや高めの日が多く過ごしやすい陽気で、明日からの一週間は週末も含めてホッとできる一週間になりそうです。