2日(日)に日差しの戻った関東、夕方以降は急な雨の所も。天気の急変に注意を!
この記事の写真をすべて見る天気の急変に注意
2日(日)の関東は晴れて、東京では全国のトップを切って桜が満開になりました。寒さが和らいで、日差しにホッとできました。ただ、夕方以降は大気の状態が不安定になり、にわか雨やにわか雪があるでしょう。天気の急変に注意が必要です。上の図は、午後2時30分現在の雨雲の様子です。きょうは全国的にみると、晴れた所が多かったですが、九州や中国地方、四国の所々で雨が降っています。紀伊半島にも雨雲がかかってきました。よく見ると、山梨と埼玉の県境付近にも一部に雨雲があります。
上空に強い寒気
雨を降らせている原因は、「上空の寒気を伴う気圧の谷」。気圧の谷と言うと、何となく天気を崩すようなイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんね。そこに、この時期としては強い寒気を伴っているのです。気圧の谷が本州付近を通過中で、夕方以降は、東海や関東にも影響を及ぼすでしょう。寒気の強さについてですが、例えば、茨城県つくば市では、この時期の上空5500メートル付近の気温がマイナス20度くらいです。今回の寒気の強さはマイナス30度以下。平年より10度以上も低いのです。一方、つくば市の2日の最高気温は13度2分でしたので、上空と地上との気温の差は40度以上。大気の状態が非常に不安定と言えます。ですので、関東地方もザーッと急に雨が降る所がでてくるでしょう。箱根や秩父、関東北部の山沿いは、雪の降る所もありそうです。
不安定続く月曜日
3日(月)も関東は昼過ぎまで大体晴れるでしょう。ただ、夕方からは関東北部を中心に所々で雨が降りそうです。雨の範囲は2日(日)よりも広く、場所によっては、短い時間にかなり雨脚が強まることもあるでしょう。朝、家を出る時に雨が降っていなくても、傘をお持ちになるとよさそうですよ。