きょう25日、福岡市で桜(ソメイヨシノ)の開花が観測されました。平年より2日遅く、昨年より6日遅い開花で、全国では21日の東京に次ぐ開花となりました。
福岡の街はこれから桜色に染まっていきます。
待ちに待った桜の開花
福岡市の桜開花の基準となっている福岡管区気象台構内の標本木は、すでに数日前から今にも開きそうなつぼみがあったのですが、その後、日差しが少なく気温もやや低い日が続いたため、なかなか花が開かず、毎日、標本木の下ではテレビ局のカメラが開花はまだかと待っている様子が見られました。そんな中、きょうはようやく待ちに待った桜の開花となりました。
ちょうどきょう25日から、福岡市の桜の名所、福岡城跡(舞鶴公園)では「福岡城さくらまつり」が始まり、夜桜のライトアップなどさまざまなイベントが開催されます。
桜の花 長く楽しめそう
福岡はこの先も寒気の影響を受けやすく、気温は平年よりやや低い日が多い見込みです。
きょうの「開花」は標本木に5、6輪の花が咲いた状態で、これから次第に花が咲きそろっていくことになりますが、気温が低いとゆっくりと花が開いていくことが予想され、桜の花を長い期間、楽しむことができそうです。