2日(木)は低気圧や上空の寒気の影響で全国的に雨。大気の状態が不安定になるため、落雷や突風、急な強い雨などに注意。午後は西日本から西より、または北よりの風が強まるでしょう。

2日の天気の特徴は

あす2日(木)は、二つの低気圧が本州を挟むように東へ進みます。このため傘が必要になる所が多いでしょう。2月後半は低気圧が日本海で発達して、度々春の嵐となりましたが、今回の低気圧は日本海だけでなく、本州の南にも予想されていることから、春の嵐というほど広い範囲で南風が吹き荒れることはありません。ただ、上空に強い寒気が流れ込むため、低気圧周辺では大気の状態が非常に不安定になるでしょう。特に九州から東海、北陸にかけては局地的に雷雲が発達する見込みです。落雷や突風、ひょう、短い時間に降る強い雨に注意が必要です。雨の降る時間は特定しにくいのですが、九州は朝の通勤や通学の時間帯に、中国・四国は昼前後を中心に雨が強まる可能性があります。また、近畿や東海、北陸では夕方から夜の帰宅時間に雨のピークが重なる所があるでしょう。関東は朝晩に本降りとなる所がありそうです。いったん雨がやんでも油断できません。あすはお出かけ前に、下記リンクの「豪雨レーダー」で雨雲の動きをチェックするとよいでしょう。
また、低気圧の通過後は西から冬型の気圧配置に変わります。このため午後は西日本から次第に北より、または西よりの風が強まるでしょう。雨の時間と重なれば、強い風により雨がナナメに降ってきて、膝上まで濡れてしまうかもしれません。雨に濡れて体を冷やさないよう、ご注意ください。なお、3日(金)は低気圧がさらに本州の東で発達します。西日本だけでなく、広い範囲で北西の風が強く吹く見込みです。晴れ間の出る太平洋側も、風が冷たく感じられるでしょう。