そうすると、きっと我慢して、「家に帰って水を飲もう」と思うのではないでしょうか。
もし、あなたが毎日ボトルウォーターを買っているなら、今頃、老後のあなたは「頼むからやめろ!」と叫んでいると考えることもできます。
老後計算機にかけてみましょう。
毎日100円をボトルウォーター代だとすると、毎月に3000円ほどの出費になります。
これが50年後には3000円の32倍で10万円近いお金になってしまいます。
毎月の家賃くらいの金額ですよ。
そもそも、50 年後の家賃はもっと高いはずですよね?
物価が上がるからこそ、老後のあなたはそのお金を必要としているかもしれません。
あなたが老後になって、「あのとき、どうして毎日水を買っていたのか」と思っても、時すでに遅し。
タイムスリップができるのは、現在から未来に向けてだけです。
過去に戻ることはできません。だから「今」の行動がカギ。
さっきのボトルウォーターの話だと、外で頻繁に水を飲みたくなる人は、水筒に水を詰めていけばいい。日本の水道水はかなりおいしいよ!
水筒を忘れてしまって「どうしても飲みたい」というときもコンビニや自販機は使わないで、安いドラッグストアやスーパーで買うようにしよう。将来の自分が感謝しますよ。
■パックンがずっと疑問に思っていた、日本人のお金の使い方
また、「老後計算機」が頭に入っている僕は、「ブランド好き」な日本人の傾向をいつもちょっとだけ奇妙に感じていました。
ずっと「不況だ」とみんなが言っている間も、街を歩くギャルはバーバリーのマフラーを巻いていたし、今でも、最新のiPhoneに乗り換える人も多いからね。
今の僕が数年に1回行けるかどうかの高級焼肉店でも、20代の人を見かけることがあって、単純に「すごいな!」と思ってしまいます。
どんなに安く抑えても、その焼肉屋では、1人5万円くらいかかります。老後計算機にかけたら、50年後は160万円だ!