不思議なくらい多くの人が勘違いしていますが、「増えた収入=使えるお金」ではまったくありません。
たとえば、給料が1万円アップしたとしても、「使えるお金が1万円増えた!」と思ったら大間違いです。
なぜなら、増えた収入のうち、すべてを使えるわけではないからです。
2021年度の「国民負担率」(税負担と社会保障負担の合計が国民所得に占める割合)を見ると、だいたい48%でした。つまり、日本国全体の収入のうち、税金や社会保障費として約48%が徴収されていることを示します。
ということは、(もちろん収入による違いなどはありますし、かなりざっくりではありますが)収入のうちの半分くらいは、税金とか社会保険料などでなくなってしまうと考えてもいいでしょう。
つまり、「昇給した!」と喜んで、その増えた分を全額使っていたら、むしろちょっとずつ貧乏になっていきます。
給料が1万円増えたのに、毎月5000円赤字を生み出していたら、もったいないですよね!
■パックン式! 昇給時のお金の使い方
じゃあ、昇給したら、そのお金はどう使うのが効果的だと思いますか?
こんなときに、僕がおすすめするのは、パッシブインカムを増やす元手にすること。
パッシブインカムとは、不労収入のことです。
株の配当金や家賃といった収入は、所有者が働かなくてもお金を与えてくれます。