台風シーズンが終わりません。今日の未明に台風18号が発生。今後、「非常に強い勢力」まで発達する予想です。来週前半には沖縄の南に進む見込みで、来週は台風18号の動向に注意が必要です。
この記事の写真をすべて見る◆台風18号の進路
今日(28日)の未明に台風18号が発生。台風18号は今後、海面水温の高い領域を進むため、暴風域を伴って、「非常に強い勢力」にまで発達する予想です。3日(月)には沖縄の南に進んでくる見込みです。台風18号の予報円はまだ大きく、進路やスピードに幅がありますが、3日(月)頃は沖縄では大荒れの天気となる恐れがあります。
台風18号は3日(月)頃までは17号の後を追うように進む予想となっています。台風17号は、沖縄に近づいたあとも、西よりに進み、台湾方面へ進みました。太平洋高気圧の勢力が強めで、台風をブロックしたため、本州付近に北上することはなく、西よりへ進路をとりました。
台風18号の進路はまだ予想に幅があるような状況ですが、一時的に太平洋高気圧の勢力が弱まることが予想され、その頃に台風が近づくと、本州付近にも影響を与える恐れがあります。まだ進路ははっきりしませんが、来週は、台風の動向に注意が必要になりそうです。
◆台風18号の前に台風17号から変わる低気圧に注意
台風17号は中国大陸に上陸しており、今後、熱帯低気圧に変わる見込みです。熱帯低気圧に変わりますが、今週末には本州付近にも雨雲の元となる湿った空気を運び、秋雨前線の活動が活発化する可能性があります。前線付近では雨量が多くなる可能性があり、注意が必要です。
このような状況は今月18日ごろにもありました。台風14号(スーパー台風ともいわれ、台湾に大きな被害を与えた台風)から変わった低気圧や前線の影響で、西日本で大雨となり、広島県の一部の地域で浸水などの被害がでました。その後、すぐに台風16号が襲来し、九州から東海に大荒れの天気をもたらしました。
まだ台風18号の動きははっきりしませんが、今後も台風の動向から目が離せない状況が続きそうです。