既に激しい雨となった所も

前線に向かって、暖かく湿った空気の流れ込んできた、道央や道南方面では、6日の朝までに既に、激しい雨となった所があります。、石狩地方の支笏湖畔や恵庭島松、胆振地方の白老町森野や伊達市では1時間に30ミリ以上の雨を観測しています。さらに、午前9時まででは、宗谷地方の利尻空港では1時間に28・0ミリ、稚内では35・5ミリの雨を観測しており、土砂災害警戒情報が発表されています。前線は次第に東へと進んでいくため、道東でも激しい雨となる恐れがあります。

9時40分現在の雨雲の様子
9時40分現在の雨雲の様子

道東でも大雨の恐れ

先月の台風の影響で大雨となった、清水町や芽室町など十勝地方でも昼前後からは雷を伴って激しい雨となり短い時間に大雨となる恐れがあります。また、普段は災害の起こらないような雨の降り方になっていても油断は禁物です。これまでの大雨によって、地盤が緩んでいますし、川の水位も高く、流れも速くなっています。引き続き、土砂災害や河川の増水には注意、警戒が必要です。

前線の通過後 次第に秋の空気へ

前線の通過後、北海道付近の上空には、この時期らしい空気が流れ込んできます。そのため、この先は札幌でも朝晩の気温は15度前後と、ひんやりと感じられる日が多くなります。夜はまだ、窓を開けて寝ていた方もいるかもしれませんが、この先は寝冷えに注意が必要となっていきそうです。