水不足の関東地方ですが、14日、15日と連日雨や雷雨となりました。この影響で、利根川上流8ダムの貯水量はわずかに増加したものの、大きく見ると横ばい傾向です。引き続き、節水を心がけましょう。

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利根川上流8ダム貯水量にわずか増加したものの・・・

14日(木)、15日(金)は関東地方は突然の雨や雷雨に見舞われました。
大気の状態が不安定となり、あちらこちらで雨雲やカミナリ雲が発生し、茨城県水戸市でひょうが降ったり、千葉県には記録的短時間大雨情報が出されるなど、関東地方は荒れた天気となりました。
15日(金)に群馬県みなかみ市で115.5ミリ、藤原で53.0ミリ、沼田で33.5ミリなど、関東北部にもまとまった雨が降りました。
この雨のあと、利根川水系のダム貯水量はわずかながら増加しました。
上の図は利根川上流8ダムの過去と現在の貯水量のグラフです。
この図の赤い太線は今年(平成28年)の貯水量の様子を表しています。
5月下旬から大幅に貯水量は下がり、6月から7月現在にかけて、わずかに変動を繰り返しながら推移しています。
14日(木)、15日(金)の激しい雨のあとに、わずかながら貯水量は上昇傾向に転じましたが・・・。
ただ、大きく見てみるとまだ横ばい傾向です。

この先の天気傾向と水不足の行方は?

下の図は関東地方の10日間天気を表しています。
この先も曇りや雨の日が多いですが、水不足を解消するほどのまとまった雨はしばらく期待できないでしょう。
水の出しっぱなしを控えるなど、一人一人が節水を意識して行動していきましょう。
また来週からは夏休みに入る所が多くなると思います。
子供たちには夏空をプレゼントしたい所ですが・・・
今年の夏休みは、子供たちには、ちょっと我慢してもらうことになりそうです。

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