沖縄付近に停滞している梅雨前線が、11日(土)は次第に北上、12日(日)から13日(月)にかけて九州付近で活動を強める見込みです。九州は、12日(日)から13日(月)にかけて、梅雨入り(今月4日)して以来初めての本格的な雨、それも大雨となる恐れがあり、土砂災害などに警戒が必要です。

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13日中心に大雨の恐れ

現在、沖縄付近に停滞している梅雨前線が、あす11日(土)は九州の南海上、12日(日)には九州付近へ北上して次第に活動を強める見込みです。
あす11日(土)は蒸し暑さが増し、12日(日)の昼ごろから雨が降りだすでしょう。とりわけ、激しい雨に警戒が必要なのが13日(月)です。13日(月)は、梅雨前線上の低気圧が対馬海峡付近を通過し、低気圧に向かって南から湿った空気がどんどん流れ込んで、九州は大気の状態が非常に不安定になる見込みです。梅雨の最盛期を思わせるような激しい雨の降り方となる恐れがあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要でしょう。また、南西の風が強まり、海や山を中心に荒れた天気となる可能性もあり、強風・高波にも注意が必要です。

来週、梅雨空続く

14日(火)以降も、梅雨前線は九州の南岸に停滞し、曇りや雨の梅雨空が続く見込みです。
今後は、繰り返し雨が降ることにより地盤が緩み、土砂災害の危険が高まっていきます。とりわけ、地震の影響が強かった熊本県や大分県は地盤が緩んでおり、例年以上に土砂災害に警戒する必要があります。