秋は、時々冷たい空気が流れ込んで、そのたびに秋が深まることになる。きょうの日本列島は大陸育ちの冷えた空気が通過中。日本海側では晩秋特有の「時雨」の雲が出現中。

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気圧配置は西高東低型。大陸からの冷たい空気が日本列島をおおっています。この気圧配置は冬の定番「冬型」と呼ばれます。そうした中、冬便りが届きました。福島市の中心部にある福島地方気象台では、夜明けとともに福島盆地の西にそびえる「吾妻山(あづまやま)」が雪を頂いている様子を、くっきりと晴れた空のもとで観測。「初冠雪」を発表しました。

31日の天気

太平洋側と日本海側で違いがはっきりしています。
北海道:太平洋側は、おおむね晴れますが、日本海側は冷たい雨か雪。
東北日本海側と北陸:曇りや雨。晩秋ならおなじみの時雨です。曇りと言っても、時雨の合い間には雲と雲の間から青空も見えるでしょう。
東北太平洋側と関東から九州:朝晩を中心に曇る所がありますが、日中は秋らしい青空でしょう。ハロウィンのパレードは、動き回る衣装の中が少し汗ばむかもしれません。
沖縄:雲の多い一日です。本州などが西高東低の気圧配置になると、沖縄には北東の風が吹くことになります。高気圧の中心から離れてしまうため、雲が発生しやすいのです。

1日 西からゆっくり下り坂

全国的には秋らしい青空で11月がスタートしますが、西から天気は下り坂に向かうでしょう。
北海道~本州各地と沖縄:冷たい空気の一団は徐々に東に離れるため、日本海側も含めて、日中は晴れる所が多いでしょう。ひとあし早めの七五三にも、ちょうどよい天気です。
四国、九州:日中は晴れますが、天気はゆっくりと下り坂に向かうでしょう。気圧の谷や湿った空気の影響を受けるためです。早ければ夕方から雨が降りだしますから、お出かけには雨具を準備されると安心できるでしょう。この雨の区域は、2日には本州各地に広がる見込みです。