きょう27日は、旧暦の8月15日。今宵の月は「中秋の名月」です。今年はあす28日が「スーパームーン」=今年最大の満月となることから、2夜連続で美しい月を愛でられそう。さて、気になるお天気は?

今年は「ほぼ、満月」大きくて明るい月に期待!

「中秋の名月」「お月見」というと、夜空に浮かぶまんまるな満月を思い浮かべる人も多いはず。しかし、「月の満ち欠けのサイクルがピッタリ1か月ではない」などの理由から、「中秋の名月=満月」とは限りません。
今年の場合、実際に「完全な満月」になるのは、あす28日月曜の午前11時51分。日本では、月が地平線上に出ていない時間帯です。つまり、今夜からあす明け方にかけて見られる月は「ほぼ、満月」ということになります。
完全な満月ではありませんが、今年の名月は特別です。なぜなら、あす28日の満月は「スーパームーン」。「スーパームーン」とは、「月が一年で最も地球に近づくときの満月」のこと。月は地球の周りを楕円を描いて回っているため、常に同じ距離にあるわけではありません。月が今年最も地球に近づくということは「今年最も大きくて明るい月が見られる」ということ。それが、あす28日の夜なのです。

気になる天気 お月見日和となる所は?

「スーパームーン」前夜の今夜も、「今年最大」に近い、大きくて明るい月が見られるはず。そこで気になるのが、今夜のお天気です。きょう18時からあす3時までの、天気分布をまとめました(下の図)。
「お月見日和」になりそうなのは、東北や北陸、東海、近畿、中国、四国と九州北部です。これらの地域では、薄雲が広がることもありますが、おおむね晴れる見込み。夜はヒンヤリしますので、月を見に出かける方は、上着を忘れないようにしてください。
関東甲信は、雲が広がりやすい見込み。ただ、雲の切れ間から見られる可能性はあります。これらの地域は、あす28日の方が晴れそうです。スーパームーンに期待しましょう。
北海道は、日本海側は、夜の早い時間帯に見られそう。太平洋側は雲が多いですが、遅い時間帯になると、晴れ間の出る所がありそうです。
そして九州南部と沖縄では、残念ながら厚い雨雲に阻まれ、月の姿を見ることはできそうもありません。沖縄は台風21号の接近により、風・雨ともに次第に強まる予想。今年は月よりも、台風の動きに注意してください。(台風情報は下のリンクから見ることができます)