15日にかけて広い範囲で大気の状態が不安定。急にざっと強い雨が降ったり、雷が鳴ったり、突風が吹いたり、ひょうが降ったりするおそれがあります。

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13日 高知で記録的な大雨

13日は、西日本の太平洋側に発達した雨雲がかかりました。高知県の清水ではけさ1時間に114.0ミリの猛烈な雨を観測。また、たった3時間で雨量は216.0ミリに達し、3時間の雨量としては観測史上最大となりました。高知県清水の4月の降水量の平年値は224.2ミリですから、たった3時間で、4月に降る1か月分に近い雨が降ってしまったことになります。すでに雨雲は離れていますが、14日も夜は雷雨となるおそれがあります。

雨雲東へ 関東は14日も断続的に雨

西日本にかかっていた雨雲は、徐々に東へ進んでいます。14日にかけても、関東など東日本は断続的に雨でしょう。14日の帰宅時間の頃は、関東のあたりでは本降りの雨になりそうです。14日、西日本は雨がやみ、晴れ間の出る時間もありそうです。ただ、今度は上空に寒気が流れ込みます。この時期としては強い寒気です。このため大気の状態が不安定に。(特に午後から)。晴れ間がでても、天気が急変するおそれがあります。15日にかけて、西日本から北日本の広い範囲で天気の急変、そして落雷、突風、ひょうに要注意です。農作物の管理など、くれぐれもお気をつけください。

16日になると、上空の寒気は抜ける見込み。晴れて、気温も上がって、動くと汗ばむ陽気という所が多くなりそうです。さて、16日まで、こちらは見頃が続くかちょっと心配。

一目千本桜

12日に宮城県大河原町にて撮影した「一目千本桜」です。残雪の蔵王、満開の桜並木、そして水面に逆さに映る蔵王と桜。宮城県の桜の名所です。桜の手入れを地元の高校生が行うなど、地元の人に大切に守られ、愛されている桜です。今年は例年より5日ほど早く今月10日に満開を迎えました。12日は晴天にも恵まれたことで、素晴らしい景色を見ることができました。13日も見頃は続いていますが、14日15日は雨の予報。1日中降り続くわけではなさそうですが、場合によってはざっと降り方が強まることも考えられます。次に青空が期待できるのは16日。例年ですと、満開から5日ほどで散り始めるため、14日、15日の雨風で散ってしまうかもしれません。個人的には、雨や風に負けないで、もう少しだけ頑張ってもらいたいと思ってしまいます。「一目千本桜」。今年見られなかった方も、いつかぜひ、楽しんでいただきたいです。