「他にも移籍先で戦力になれそうな選手は少なくない。投手では広島・戸根千明(前巨人)がブルペンのキーマンになれそう。DeNA・笠原祥太郎(前中日)も先発ローテ入りが期待される。阪神は大竹耕太郎(前ソフトバンク)の結果次第で“アレ”が現実味を帯びるかもしれない」(在京球団編成担当)
戸根と笠原は同一リーグ間の移籍、一軍登板の経験もあり対戦相手のことを熟知している。また前所属球団の情報を持っているという部分でも不気味さを感じさせる。
「打者では西武・陽川尚将(前阪神)と楽天・正隨優弥(前広島)が大砲として開花できるかに注目。2人とも、前所属球団では多くのチャンスをもらいながらレギュラー奪取には至らなかった。実力はわかっているので、精神面の成長がキーになりそう」(在京球団編成担当)
陽川と正隨はともに強打の野手としてブレイクが期待されたが、目立った成績を残すことができず現役ドラフトでの移籍となった。陽川は31歳、正隨は26歳。早いタイミングで結果を残すことが求められている。
「その他の選手たちも今まで以上にチャンスは与えられるはずなので、結果を残すだけ。現役ドラフトとはいえ、実質の戦力外と捉えて必死にプレーすることが第一。彼らの活躍は今後の編成にも一石を投じる可能性もあるので、注目したい」(在京球団編成担当)
現役ドラフト組から“戦力”となる選手は誰になるのだろうか。ここで挙げていない選手も含め、今季のパフォーマンスに注目したい。