サブスクモデルの象徴として、必ずや引き合いに出されるのが「Netflix」などのオンライン動画配信サービスだ。レンタルビデオ店時代は、作品1本単位で借りたものだが、こちら月々の料金を払うと、サイト内のコンテンツが見放題に。それも過去の名作から、オリジナルの新作まで、レンタルビデオ店と比べても見劣りしないコンテンツが揃っているところがミソとなる。
ヘビロテで再生されると、テープがびろーんと伸びたりするレンタルビデオ店の懐かしいVHSビデオと違って、何度再生しても劣化しないデジタルコンテンツ。配送もいらないし、店員もいない。一定料金で見放題の太っ腹サービスも可能になった。
じゃあ、私はどのサービスに入ろうかなあ♪……とか、ウキウキしている場合じゃない。新しいもの好きの無駄遣い体質は、新時代のサブスクサービスにも適用されていたみたいで。クレジットカードの明細をチェックして驚いた。忘れていたものも含めて、すでにやたら加入してるんですが。
王道のサブスク動画配信サービスでいうと「Netflix(ネットフリックス)」「Hulu(フールー)」「dTV」など。さらに大きくくくると、「Amazonプライム」や「WOWOW」、ケーブルテレビ「J:COM」の専門チャンネルなんかも、サブスクの仲間と言えなくもない。ほかのサービスが付いているものもあるので単純には言えないが、動画だけでだいたい毎月8千円くらいはサブスクっていたらしい。
もちろんひとつ契約すれば、何万本もの作品が借り放題のレンタルビデオ店が家にあるのと同じで十分なのだが、どこのサービスもやっている「オリジナル作品で差別化を図るぞ」という目論見に、まんまとハマった。
そこでしか見られないタイトルを見ようと入会したサービスがどんどん増えていったのだが、人に与えられた時間は限られているわけで。そのまま放置されるサービスも少なくなかった。なかには2カ月丸々アクセスがなかったために、見られなくなっていたサービスなんかもあった。