日本は多様性を実現する旅の途中です。私の母は専業主婦で、子どもの世話をするよう周囲から求められていました。カナダも時間をかけて変化しました。一晩では変われません。日本もトライし続けてください。

 若い男性には子育てをしたいと思う人も増えてきました。企業は、労働時間のフレックス制や在宅勤務制度、残業時間の削減などでそんな家族をサポートすることができます。

──これからの夢は。

 私が子どもの頃、両親は「なんでもやってごらん」といつも応援してくれました。こんどは私が若い女性を応援したい。女性だって企業のトップになれる。夢を持ち続けていれば不可能なことなんてないのだと伝えていきたいです。

(聞き手/朝日新聞記者・高橋末菜)

AERA 2019年3月11日号より抜粋

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