●『それでも人生にイエスと言う』
V.E.フランクル著/春秋社
精神医学者で、強制収容所での日々を書いた『夜と霧』の著者が、平易な言葉で生きる意味と価値を語った講演集
●『悲しみの秘義』
若松英輔著/ナナロク社
著者の琴線に触れた、挫折や死別などの「悲しみ」の言葉たち。優しくも美しい文章でつづられる25編のエッセーに心ゆさぶられる
●『新装版 Alaska 風のような物語』
星野道夫著/小学館
アラスカの雄大な自然と表情豊かな野生動物、人々の暮らしに迫る写真文集。温かなまなざしに触れ、深呼吸が生まれる
●『悲しい本』
M・ローゼン作/Q・ブレイク絵
谷川俊太郎訳/あかね書房
大切な人を亡くしたら、何をしても悲しみから逃れられない。深い悲しみから目をそらさず、その先の慰めを描いた絵本
※AERA 2018年10月15日号