校舎はIoTに対応し、自分でプログラミングして開閉するロッカーなど、ハイスペックな設備を備える。校長に就任する山崎達雄氏は言う。
「三つのiはこれからの時代、女性に必要な能力。しっかりと身につけ、社会で活躍できる女性を育てたい」
全員に配られるタブレットで900冊の洋書を多読・多聴したり、オンラインで英会話のレッスンを受けたりと、英語教育を充実させる。さらに1年でプログラミングの基礎を学び、Webサイトの開設やアプリの制作、ロボットのプログラミングにもチャレンジする。
高木暁子理事長は09年、急逝した父親の後を継いで理事長に就任した。大手自動車会社や外資系化粧品会社に勤務した経験や海外留学経験を生かし、教育環境を充実させた。
「高木学園を創立したのは曽祖母。今の時代に生きていたならば、こんな学校にするだろうという学校を作りたい」
(ライター・柿崎明子)
※AERA 2018年7月16日号より抜粋